2014年2月27日木曜日

雪山登山

深山奥山だより 2月23日マイナス15度 昼過ぎ気温が上がってくると散歩に行きたくなるおつうちゃん。除雪機で押し上げた雪山をぐんぐんと登っていく。てっぺんまで行くと見晴らしがよくて気持ち良さそうに一望している。けれど足が冷たいのかすぐ引き返す。後はコタツ目指してまっしぐら〓

アルマジロでライブ

深山奥山だより 2月21日マイナス12度 昼過ぎから名古屋市内にあるカントリーライブのお店アルマジロへ走った。夜8時からの開演でそれぞれ気軽に食べたり呑んだりカントリーダンスを踊ったり。楽しい一時だった。カントリーだけにご年輩の方々がほとんど〓お元気でお洒落で楽しくてとても健康にいいと思った。ノンアルコールで乾杯して夜半に帰宅した。ちょっとハードな日帰りライブ今度はゆっくりバーボンで乾杯。

2014年2月25日火曜日

再びのどぶ汁

深山奥山だより 2月22日マイナス12度 今日は名古屋テレビでどぶ汁の放映がある。世間の狭い田舎の事あっと言う間に広がる。元気な姿を見て懐かしかったよ〓 昔食べたどぶ汁思い出したよ〓荘川のことを宣伝してくれて有り難うなど、本当にお人柄が偲ばれて嬉しかった。わさ゛わざ電話をかけてくださる真心に感謝した。今や庶民が主役のテレビ番組〓知人友人が画面に出るだけで地域がこんなに盛り上がるなんて元気の源かもしれない。マスコミも庶民の味方になってくれれば最高〓と願う。

遠い昔の光景

深山奥山だより 2月20日マイナス16度 前日の東京帰りであらためて雪国に棲んでいるんだなと思った。積雪2メートル以上あっても、昨年の半分で有り難いと感謝する。備えがあるから苦にならない。都会に降る雪は本当に大変だと思った。除雪機や道具すらない中でさぞかしご苦労された事とお見舞い申し上げます。幼い頃まだ除雪機も便利なスノーダンプもなく、道路から雪の階段を降りて家の中に入ったり、二階の窓から出入りしたり飼い犬が二階の屋根を走っていた事など思い出す。吹雪いている日は人っ子一人だあれも通らず、ただコタツに入って吹雪いている道を眺めていた事も昨日の事のように思い出す。関東地方を襲った豪雪の様子を見ながら、遠い昔の光景が重なって切なくなった。

2014年2月24日月曜日

新幹線も久しぶり

深山奥山だより 2月19日マイナス13度 コートが手放せない東京だった。昔少し住んでいたあの頃にタイムスリップしたような電車の中、窓から見える風景。田舎暮らしをしながらたまに都会へ出かけるのはとても刺激的で楽しい。映画や美術館、劇場や古典芸能など行きたい所が沢山ある。いよいよ修行の身から解放されて〓とのんきな事を考える。でもそろそろ自分へのご褒美にやりたい事をやらせていただこうなんて生意気なことを考える年頃になったかな。

久しぶりの上京

深山奥山だより 2月18日マイナス8度 中央道の雪害通行止めのため高山発新宿行き高速バスを急遽新幹線に変えて慌ただしく羽島へ向かう。久しぶりの上京は快晴でも冷たい風が体感温度荘川と変わらず〓新宿で一泊ホテルでは海外からの観光客がほとんど。高山でも白川郷でも同じ様な光景にあらためて世界が近くなったと感じた。夜主人のお目当てのカントリーバー居留地に行く。小さな目立たないお店だけれど、尾崎紀世彦、小坂一也、坂本父娘 など壮そうたる方々が常連さんで見えたお店だった。二代目ご主人がきさくに話してくださった。ライブの日ではなかったので、のんびりと話に花が咲いた。東京の夜はカントリーな風が吹いていた〓

化石フォーラムでの話より

深山奥山だより 2月17日マイナス12度 荘川は化石が発見されることでも有名で、毎年化石フォーラムが荘川支所で開かれている。京都大学教授の調査発表によると、荘川地内の黒谷、惣則、猿丸、新渕、中畑、牧戸地域の地下は一億年近く全く動いていない。鉱山のある所は土地が動いているようだ。そのように話されたと伺っている。式部の庵の一色地区から元スキー場そして高鷲、明宝方面はあの天正大地震にあるとおり、牧ヶ野、山田、赤崩、水沢上などの伝説が残っている地域だ。鉱山で使われたとみられる石臼が牧ヶ野道場跡五輪の塔の石積の一つに使われている。

2014年2月18日火曜日

大切な日々

深山奥山だより 2月16日マイナス5度 大変な大雪で交通マヒが続いている。今日は不思議にも義父の父、義母の父、そして私の父の命日。前夜からお供えしていたお酒を夕食に出す。今夜は何かあるのかな〓と言われあれれっ無理もないかな。二人合わせて171歳忘れる事が珍しい位しっかりして健在だけれど。日にちは二人にとってあまり意味がないのかもしれない。残された日々を懸命に生きる事がなにより。

おつうちゃんは無関心

深山奥山だより 2月15日マイナス3度 今日は大荒れの一日〓再び太平洋側に低気圧が接近。関東地方に多大な積雪の被害。荘川は積雪30センチ 風がビュービューと吹いて雪が舞い上がる。今夜は全トヨタ労連荘川雪まつり。500円の申し込みで地元の家族も先着100人飛騨牛、猪鍋、焼きそば蕎麦など食べたい放題〓名古屋市内からの家族連れが一晩泊まりで荘川を訪れ毎年開催される。横なぐりの雪にも負けず巨大な雪像滑り台に上って滑り降りたり楽しそう。今夜は雪国の雪の怖さを体感する雪まつりになりそう。おつうちゃんは風よけの踊り場で無関心〓

ホワイトチョコのような月

深山奥山だより 2月14日マイナス7度 今日はバレンタインデー近くの酒屋さんで毎年買う。お世話になった人やチョコ好きな母、感謝の心をちょこっと託して渡す。今流行りの自分への労いチョコは少し贅沢に〓一粒ほおばると今年も又一年元気で頑張るぞとエネルギーがわいてくる。バレンタインデーは自分への密かなご褒美の日でもある。甘い言葉はニャンコちゃんにかけながら〓

御殿雛様

深山奥山だより 2月13日マイナス6度 御殿雛様の衣装はその時代を物語る生地が使われていて味わい深い。熊澤南水先生はひとり語りで全国を公演される時、又ふだんから着物で通してみえる。特に時代物を語る時はそれに似合った着物を着るので、全国を歩きながら古着屋さんに立ち寄るのが楽しみと言われる。ところが貴重な着物があらゆる小物や服などにリフォームされるので、そのまま保存される事が少なくなったと感じる。着物との出逢いを探す南水先生にとってはそれがとても残念と話された。いろんな見方があるものだと感慨深い。

御殿雛様を飾る

深山奥山だより 2月12日マイナス13度 今年も御殿雛様を飾った。御殿を飾るのに毎年パズルを組み立てるように頭をひねりながら苦心して飾る。けれどそれが又面白い。頭の体操になってとても楽しい。大正初期のお雛様はどんな事を感じながら今の私達を眺めているのだろう。

ダイヤモンドダスト

深山奥山だより 2月11日マイナス16度 冷え込みが強く晴天の日はダイヤモンドダストが見られる〓でも一度も見た事がない。なんとしても見たいと思い車を走らせた。三谷から六厩へ向かうトンネルの二つ目と三つ目の間の直線道路の脇に車を止めて表へ出た。ちょうど朝日が射してきた。キラキラキラキラと川霧が氷の結晶となって光りながら舞い降りてくる。初めて見るダイヤモンドダスト〓夢を見ているような信じられない世界。透明な金属音が聞こえる気がした。感動を目に焼き付けて実家に戻ると、ここもマイナス10度以下。朝陽が射してきた。なんと玄関前の駐車場に立っていたら向かいの谷辺りからキラキラキラキラ吹き上げるようにして舞い降りてくるのはダイヤモンドダスト〓この気象条件と時間帯が重なればこんな身近な所でも見られるんだ〓念願が足下にあった。人生も足下を掘れ〓その通りだと思った。

天正大地震

深山奥山だより 2月10日マイナス6度 天正大地震では震源地が白山と桑名で同時に起きているという。桑名、長島辺りは津波、液状化が観測されたそうだ。尾張、三河、伊勢、近江、美濃、飛騨、越前、における天正地震の地変、震害地には地名が記されている。北庄、敦賀、小白川、帰雲山、三方崩山、白山、保木脇、赤崩、山田、牧ヶ野、一色、丸山、折立、西洞、水宇礼、白鳥、竹原、黒谷、小郷、岐阜、池田、大垣、長浜、佐和山、一宮、新屋、津島、甚目寺、蟹江、長島、岡崎、堀切、多度、桑名、亀山、宇治山田 天正大地震地図に示されている。

2014年2月17日月曜日

白山大地震

深山奥山だより 2月9日マイナス6度 白山大地震は1585年11月29日21時から24時 太陽暦1586年1月18日に発生マクニチュード8.0〜8.1天正大地震豪雪の雪崩にもよる。 震源地三重県桑名、 白山、二日前には富山県南砺市福岡町の城崩壊 被害死者5600人 全壊家屋8500棟 帰雲山の崩壊〓建設省中部地方建設局1987年調査 庄川右岸上部の急斜面から2500万立方メートルの土砂が地滑り、庄川をせき止め高さ90メートル湛水量一億五千万立方メートルのダムを形成し二十日後に決壊水害の被害は無し〓勉強会で学んだ資料による。

2014年2月15日土曜日

備えあれば憂い無し

深山奥山だより 2月8日マイナス7度大雪 太平洋側が大雪になった。飛騨方面は大した事無くいつもの通りの除雪をこなす。備えあれば難なく越えられる雪も油断をすれば痛い目にあう。少しばかりの雪だからと屋根の雪下ろしを怠れば、時ならぬ雨が水を含み倍以上の重みとなる。備えあれば憂いなし〓まさに千金の重みを持つ言葉だ。異常気象に備えて万全を期していこう。

道の駅桜の郷荘川の雪像

深山奥山だより 2月7日マイナス11度 今年も桜の郷荘川の道の駅に雪像がお目見えした。ひだ荘川ふるさと祭りで有名な日本一の連獅子の雪像 〓昨年より更に素晴らしい出来映え迫力満点〓いつもこの絵心ある地元住民の技とアイディアには敬服する。雪降りの朝はまだしも雨になったら大変〓今年は雪不足で更に大変と思いながら行き来する。

2014年2月14日金曜日

特産品

深山奥山だより 2月6日マイナス12度 荘川の伝統食の中でもどぶ汁には特に強い愛着を持って16年前から発信し続けてきた。どうにか習って煮方も覚えたけれど、誰でもが簡単に美味しく作れる新しいどぶ汁でないと広がっていかない事を知った。今度はなんとかインスタントラーメンのように手軽にいつでもどこでも誰でも美味しくふるさとの味を作れる〓そんな特産品の開発ができたらとみんなで知恵を出し合って叶えていきたい。その上で荘川に行ったら本物のどぶ汁も味わえる〓となれば又素晴らしい。

どぶ汁の反響

深山奥山だより 2月5日マイナス13度 昨日午前中放送の東海テレビ番組スイッチは反響が大きくて驚いた。平日の時間帯でも皆さん見てみえるんだなとあらためてテレビの影響の大きさを思う。荘川の特産物を取り上げていただき少しでも地域振興につながればと感謝する。懐かしい知人友人ご近所の方々、お店のお客様から声をかけられ、暖かい交流が生まれて思わぬ副産物にも感謝した。

2014年2月13日木曜日

立春

深山奥山だより 2月4日マイナス3度 今日は立春暖かい朝を迎えた。気温が少し高めの時は小鳥もよくさえずる。朝一番に聞こえるのはカワガラスのビビビビビッ、キツツキのキョッキョッという声ビーンビーンと鳴くカワラヒワ。我が家に昨年いくつも巣作りした雀はまだ見かけない。春が楽しみ〓

2014年2月11日火曜日

内ヶ島が名付けた帰雲城

深山奥山だより 2月3日マイナス3度 内ヶ島が名付けたとされる帰雲城は、 杜甫の返照 の中に楚王宮北正に黄昏なるに、 白帝城西過雨の痕、返照江に入りて石壁に翻り、帰雲樹を擁して山村を失す。中国四川省長江の上流の白帝城付近を詠んだもの〓そこから名付けたと言う。内ヶ島の中に文人がいたのではないかと。高い文化が根付いていた証。真実は果たして内ヶ島の誰が詠んだのか、それとも他に影響を与えた文人が見えたのか、帰雲城は霧の中〓

2014年2月10日月曜日

幻の帰雲城

深山奥山だより 2月2日0度 荘川の歴史学習会に参加して毎回楽しく郷土の歴史など学ばせていただいている。先日の勉強会では帰雲城と白山大地震についてだった。 1334年三代内ヶ島経薫向牧戸城を築き五代為氏も居城。1460年から1465年為氏保木脇に帰雲城を築城して移住。現状は場所が確定される物が今だに何も出ていないために幻の城としていろいろ取り沙汰されている。益々ロマンが広がる〓白川に出向く時にはいつも本当はどの辺りにと思いながらワクワクしながら通る。

2014年2月9日日曜日

鉄鍋で煮る

深山奥山だより 2月1日如月マイナス1度 とても暖かい2月 今日はどぶ汁を煮る。テレビのスタジオの皆さんに召し上がっていただくためにと依頼されたもので冷や汗汁だ。なんとか仕上がりも花が寄って良かった。温泉の花のようにちょうど湯葉のように花が寄る。これが寄らないと失敗になる。火加減、差し水加減、味加減と大変繊細なものでどぶ汁の名前とは似つかない。急冷して宅配便で送った。どぶ汁ちゃんをよろしくお願いしますとメモ書きして〓

春のような暖かさ

深山奥山だより 1月31日マイナス1度 一気に春を思わせる暖かさ。このまま雪解けが進めば実家の屋根の雪下ろしはしなくてもいいのにと楽な事を考える。このままではまだ終わりそうにないと感じながら〓ひたすら春を待ち望むから雪国の春は又美しく喜びもひとしお。

東海テレビ取材日

深山奥山だより 1月30日マイナス7度 昨日夕方今度は東海テレビさんが撮影に見えた。家族そろってコタツを囲んでの夕食風景〓 やはり中心はどぶ汁。大きな鉄鍋で一時間かけて煮上げる伝統食は昔も今も変わらない御馳走。大豆の香りとふっくらした食感は一言で言えばほっこりする〓とは恒川アナウンサーの言。身も心も優しく暖かくなる。こんないいものを取り上げてくださって感謝にたえない。放送日は2月4日東海テレビ9時50分からスイッチ番組恒川英里アナウンサーが訪ねてくださった〓

2014年2月8日土曜日

三日月と金星

深山奥山だより 1月29日マイナス11度 明け方空を仰ぐと、三日月と金星が接近して美しく並んで光っているのを見つけた。一晩であんなに距離を縮めるなんて凄いと思った。夜明けと共にだんだん光りが薄くなり、金星が見えなくなった。その後三日月も見えなくなり、あるのに見えない事の不思議さを感じた。優しさも勇気も強さもあるのに見えない。きっと時が照らし出してくれるのだろう。

クリスマスローズ

深山奥山だより 1月28日マイナス14度 クリスマスローズの花が咲いた。真っ白な花がまるで雪の花のよう。人目見てその姿と名前に魅せられた。寒さに強い花はまさに雪国の花〓純白な花は凛として雪娘を思わせる。物語にでもなりそうなクリスマスローズを見守っていきたい。

除雪した雪山

深山奥山だより 1月27日マイナス13度 いつも散歩したり山野草を摘みにいく道〓冬は除雪の雪が山に積まれる。例年はもっと高く積まれて向こうの白山の山並みがまったく見えなくなる。おつうちゃんは冬でも散歩が好きで雪山のてっぺんまで登って見晴らす山々に気分壮快〓早く春が来ないかなぁ。

2014年2月5日水曜日

大混雑の白川郷

深山奥山だより 1月26日マイナス1度 白川郷の知人宅に車を駐車して少し歩いてみた。大変な行列の人人人〓それでもまだ少ない方だという。二月になって更に積雪が増えると一段と人が多くなるとの事〓閑古鳥の荘川とは大違い。でも静かな荘川も又風情があっていいと思う。

白川郷ライトアップ

深山奥山だより 1月25日マイナス9度 土曜日夜私用で白川郷へ出かけた。ライトアップの荻町集落は観光客であふれていた。あまりの賑わいにびっくり〓アジア方面からの観光客の方々が多いと聞いているけれど、すれちがう時に聞こえる会話からもそのように感じられた。素晴らしい時代になったと嬉しく思い雨の白川郷を後にした。

2014年2月4日火曜日

取材日は快晴

深山奥山だより 1月24日マイナス14度 今日は快晴 名古屋テレビさんが夕方撮影にみえた。伝統食のどぶ汁の取材を受ける。とても恥ずかしい限り〓それでも大切な郷土料理の事有り難く出させていただくことにする。放送日は2月22日土曜日名古屋テレビ17時からB級グルメ大調査隊の番組 どぶ汁のために人肌脱いだ日

暖冬か〓

深山奥山だより 1月23日マイナス9度 昨年は積雪があって雪が屋根まで届きそうだった。毎日雪かきに明け暮れ、体力作りに一役かっていた。今年は温暖化の影響かと思うような日々が続いている。雪国で適度に降らないとかえって心配になる。