2013年9月29日日曜日

天然舞茸

深山奥山だより 9月27日1度 天然舞茸は一キロ以上あり40センチ幅厚さ20センチの立派なもの〓何とも言えない舞茸の香りが離れていてもわかる〓山を歩いていてもまずその香りでわかるのではないだろうか。干して冷凍すると更に美味しくなると聞いてまず洗って冷凍した。舞茸づくしは少しおあずけになった。

2013年9月28日土曜日

天然舞茸

深山奥山だより 9月26日13度 知人から秋の味覚〓山の王者天然舞茸を戴いた。大きな舞茸を見つけた時にはあまりの嬉しさに舞を舞って喜ぶので舞茸と言う。舞い上がって喜ぶ位立派な舞茸〓毎年同じ所に出てくるので、子供にもその場所は教えないそうだ。天日で干してから調理すると香りとうま味が増す。今夜は舞茸ごはんと舞茸のお吸い物、天ぷらの舞茸づくし〓持つべき者は友と主人は舞い上がって喜んでいる。

2013年9月27日金曜日

何の花か知らないけれど

深山奥山だより 9月25日10度 朝実家に行くと知人にいただいた花が綺麗に咲いていた。かたばみの花にも似ている。まぁるい葉っぱが三枚で三つ葉の大きな葉のようでもある。花が濃いピンクでとても綺麗だ。母の手にかかると枯れそうな花でも生き返る。戴いた時はこんな可憐な花が咲くとは思わなかった。花は人を幸せな気分にしてくれる。花に命をかける母の心に花々もちゃんと応えてくれるようだ。大好きな花によって生かされている母は幸せ者〓

2013年9月26日木曜日

りんどうと大文字草の花

深山奥山だより 9月24日8度 秋の花が咲き揃ってきた。式部の庵横の庭にりんどうの花が咲いた。紫の色の美しいこと。その向こうに大文字草の真っ白な花が見える。池の水面に映えて秋の風情も本番間近〓

アメリカ芙蓉

深山奥山だより 9月23日7度 今日は秋分の日。太陽が黄経180度の秋分点を通過した時で、彼岸の中日でもある。春分と同様に、昼夜の時間の等しくなるのは26日頃。星のカレンダーより〓 アメリカ芙蓉も残りわずかな時を惜しむように、大輪の真っ赤な花を咲かせている。

2013年9月24日火曜日

藁うさぎ

深山奥山だより 9月22日6度 稲刈りの時期になり、農家では多忙な日が続いている。朝夕の寒暖の差が大きく日中は日差しもまだ強く汗水ながしての老作業。やがて秋も深まると稲藁の焼く匂いが夕焼けの空に立ちこめる。あの懐かしい匂い〓いくつになっても心地よく幸せな気分になる。最近は稲藁を見る機会もない。ワラ細工のワラジや民芸品などで目にする位だ。20年位前に気に入って買った藁うさぎがある。今になってカントリーな蕎麦やにぴったりだと気がつき、部屋から引っぱり出して飾った。ウッドベースの横に赤いバンダナをつけて、お客様をお待ちしている藁うさぎは今でも郷愁ノスタルジーの匂いがする。

2013年9月21日土曜日

ウッドベース

深山奥山だより 9月21日6度 お彼岸も過ぎ荘川の秋は駆け足でやってくる。秋の行事も盛りだくさん〓10月1日から6日まで新そばまつり。五店巡りで割安で新蕎麦が食べられる。大きなイベントはだんだんなくなるようだ。シンプルに蕎麦を楽しむ店巡りまつり〓ぜひお出かけ下さい。合わせて荘川の里芸術祭も10月1日より15日まで 会場は荘川の里三島家、山下家、木下家にて、絵画、写真などの芸術作品展示〓10時から16時まで休館日水曜日。6日13時からは三島家にて中山妙子先生の箏曲演奏がある。荘川桜のオリジナル曲もご披露される。式部の庵では、蕎麦打ちの合間にウッドベースの音色が時たま聞こえる〓

2013年9月20日金曜日

トリカブト

深山奥山だより 9月20日6度 トリカブトの根は猛毒だが、薄紫の花が兜の形をして並んでいる姿はとても怖い花とは思えない。義母達も子供の頃花を摘み、指先にかぶせて紫の爪のようにして遊んだと話してくれた。野趣豊かに投げ入れをして飾ると素敵〓と思ったけれど葉っぱが一晩でカサカサに枯れてしまった。野草は山にあってこそ美しい〓

トリカブトとサラシナショウマ

深山奥山だより 9月19日5度 今日は 旧歴八月十五日、中秋の名月十五夜お月さまが見える。月見だんごをお供えして月見の宴をと思う。この日に月が隠れて見えないことを無月、雨が降ることを雨月うげつと呼び、月見を楽しんでいた。東の中秋の名月と、西の地平線で輝く金星、土星の競演も楽しみ〓とある。何百年も前の人達も八年後に再び見られる名月を仰ぐ人達も同じ月を見ていることが不思議な気がする。月を愛でる〓平和な世の中にと願う。トリカブトなど心に飾らないように〓

2013年9月19日木曜日

旧暦の話より

深山奥山だより 9月18日4度 旧暦8月14日 旧暦の話より〓葉月は旧暦8月の和名。由来は、木の葉が落葉する葉落ち月からというのが定説だが、雁が初めて飛来するので初来月、稲穂の初月などがある。今朝はとても霧が深かった。御母衣ダムからの霧で近くの地域は霜があまり降りない代わりに霧がよく出る。式部の庵あたりは、白山おろしの風も冷たく霜も早い。短い夏の後ろ姿がどんどん見えなくなる。

2013年9月18日水曜日

サラシナショウマ

深山奥山だより 9月17日1度 急に冷え込みが強くなった。六厩はマイナスかも知れない。三谷辺り国道沿いにサラシナショウマの花が咲いている。車で通り過ぎるので今まで気がつかなかった。鬱蒼として陽の当たらない湿地のような所に咲いていた。真っ白な小さな花が棒状についてゆらゆらと風に揺れている様は、深山で美しい女人に出会ったような衝撃〓はっとするような美しさだった。手前に咲いているのはモリアザミではないだろうか。この日は素敵な朝から始まった〓

2013年9月17日火曜日

深山しらやま菊

深山奥山だより 9月16日15度 台風18号が各地で猛威をふるっている。荘川では風雨共に被害はなかったけれど、増水した川から大きな石の流れる音がゴンゴンと聞こえてきて災害の不気味さを感じた。式部の庵向かいの小さな谷に毎年深山しらやま菊が咲く。今年も台風前に咲いた花を一枝折って、店内に飾った。種が奥山から流れてきたのか他では見かけない。水辺を好むのか、毎年今頃小さな白い花をいっぱいつけて可憐なしらやま菊が咲く〓

合社祭り

深山奥山だより 9月15日16度 昨夜は合社祭り前夜祭で土曜日と重なり大盛況だった。夜店が並び舞台で繰り広げられる獅子舞、舞踊、アトラクション、村芝居。山のなだらかな斜面にまで人が座って賑やかな夜祭り。山野にシートを敷き早くから場所取りをして、家族、知人、友人と連れだって一夜を賑やかに過ごす。一番楽しみな行事だった〓娯楽のない昔と比べると年々人も少なくなってはいるが高山市に合併してから、見物客が増えている。又地元の若者による地芝居も、今では荘川でしか見られなくなっている事から、伝統文化に触れられる機会でもあり、人気を博している。人情時代劇が主な出し物で役者は全て男と決まっていたが、近年は少子化で女性も出るようになった。一ヶ月位前から毎晩練習に通い続けて本番を迎える。かけ声も又笑いを誘い楽しい〓

2013年9月14日土曜日

しゃーきの傘別名つぼ草

深山奥山だより 9月14日15度 白いレースのような花は何〓と義母に聞くとしゃーきの花傘だと言う。昔稗作りをしていた時の一番の肥やしで重宝した草。みんな競って刈った。春花の咲かないうちに刈り取って短く切り便所に投げ入れる。6月頃それを汲み上げて畑にまき、畝を作り稗の苗を植えていく。今のような化学肥料の無い時代は最高の肥料だった。しゃーきの草の香りで便所の臭いもいい香りがしたと言う。消臭デオドラントだった。別名つぼ草と言う。先人の知恵は素晴らしい〓全てが無駄なく循環していて生きることは生半可なものではないと教えてくれる〓

入道雲

深山奥山だより 9月13日16度 荘川でも暑さが戻ってきた。夕方西空にむくむくと入道雲が見えた。どんどん姿を変えていく。シャッターを切るとその後四方へ広がって見えなくなった。父と子が乗り物に乗って大空をかけめぐっている〓そんなふうに見える。雲を見るのは本当に楽しい〓

2013年9月13日金曜日

東京帰りの空

深山奥山だより 9月12日15度 朝5時に家を出る。丹生川コンビニに6時着。朝食のおにぎり等買って47分発の京王高速バスに乗る。車は広い丹生川農協の駐車場に置かせていただく。残暑厳しい東京の街で私用をすませ、最終の飛騨高山行きのバスに17時に乗る。八王子あたりまで来た時夕暮れの空に鳳凰鳥が尾羽を長くなびかせて羽ばたいている姿に見えた。思わずシヤッターを切った。帰宅したのが11時。日帰り上京は鳳凰雲に励まされ元気にたどりつけた。

春の高山祭り

深山奥山だより 9月11日16度 高山市で西暦2000年を記念して2000個限定で作られた陶板のたてがある。昭和35年春の高山祭り屋台12台、秋の高山祭り屋台11台が国の重要有形民俗文化財に〓昭和54年には祭り行列と行事が無形民俗文化財に指定された事が記されている。素晴らしい伝統文化の証のたてに触れて感動した。

紅葉のきざし

深山奥山だより 9月10日14度 五連の水車のある蕎麦の里から少し白川郷よりの国道を山手へ上がる小道がある。豊富な谷水が山から水しぶきをあげて流れてくる。谷沿いには山蕗や野草が生えている。白いレースのような花の向こうに赤く紅葉している葉が見える。漆の葉かも知れない。小さな秋を見つけた。

2013年9月10日火曜日

飛騨物産館

深山奥山だより 9月9日10度 寒暖の差が大きくなってきた。山では美しい実りの秋が着々と準備されている。高山市内のグリーンホテルに飛騨物産館がある。何年ものぞいていないうちに様変わりをして驚いた。古い町並みを歩きながらお土産を見てまわるのも楽しいけれど、時間がなかったり歩くのが大変という方にはこの物産館がお勧め〓あらゆるお土産がそろっている。さるぼぼコーナーもいくつかあって楽しい。ホテル内の和食レストラン緑亭で1260円のランチを戴いた。飛騨牛のすき焼き、ステーキなどお好みのコースが選べる中でせいろ蒸しを戴いた。少しずつ色とりどりの盛り合わせ〓とてもお値打ちで美味しかった。食欲の秋が始まった。

2013年9月8日日曜日

みょうがとじゃがいも

深山奥山だより 9月8日16度 昨日7日は二十四節気の白露。野草に露玉しげく白玉を結んで光る。という時期。秋分も近く、秋の気配を感じる。星空も午後10時頃には秋の星座が頭上に来る。星空カレンダーより〓みょうがとじゃがいもが式部の庵で百円で出ている。秋がそこまで来ている。

スクナカボチャ

深山奥山だより 9月7日14度 義母の作ったスクナカボチャが収穫を迎えた。丹生川町特産のスクナカボチャの種をとって植え、手塩にかけて作ったカボチャは甘くてポコポコでとっても美味しい〓細長いのが特徴だが丸いカボチャと一緒に作ると、いつの間にか交配して、丸いスクナカボチャができてしまう。義母がたまに畑に出かけて、目を丸くしながら丸いカボチャを抱えて来る事がある〓

2013年9月7日土曜日

臨時休業致します〓

深山奥山だより 9月6日12度 臨時休業のお知らせですみません〓9月9日月曜日 9月12日木曜日 誠に申し訳ありません。お詫びに一曲カントリー音楽を〓 よろしくお願いいたします。

2013年9月6日金曜日

秋風が吹く

深山奥山だより 9月5日14度 風がひんやりしてきた。お店を5時で閉店。夕食後慌てて明日の天ぷらの材料を摘みにひとっ走り〓無農薬の安全野草。よもぎ、はっか、桑の葉、すい葉、つゆ草、いたどり、にらの花、ふきの葉。式部の庵の裏山から向かいの川沿いにかけて、山野草の宝庫〓仕入れ値は安いが価値は高い〓疲れた体に鞭打って出かける山野草摘みがいつの間にか自然からのエネルギーをもらって元気はつらつ〓お彼岸を過ぎると日が落ちるのが早くなる。何はさておき野草摘み〓

桑の葉もおしまい

深山奥山だより 9月4日16度 桑の葉がそろそろおしまいになってきた。葉が堅くなって天ぷらには使えなくなってきた。義父が鎌で刈り倒して又来年柔らかい新芽が伸びて美味しい天ぷらの葉っぱになる準備を怠らない。そのまま大きくすれば秋には桑の実がなるけれど来春又手元で葉を摘むにはちょうど手頃な伸び加減だ。気づかないところで義父母のお世話になっている。感謝にたえない。

おつうちゃんとくろちゃん

深山奥山だより 9月3日16度 一日大雨、竜巻 各地で異常気象による災害が報道されている。荘川は今夜も野々俣地区の夜祭りが雨にもかかわらず盛大に開催されている。いつ起きるかわからない災害〓何年か前にこの野々俣地区でも川が氾濫して稲刈り前の田圃に水がついた。それでも又頑張って元通りの風景にもどった。この快復力を今年も発揮して実り豊かな秋を迎えたい。おつうちゃんは雨の中帰って来て安心したのか眠ってしまった。傍らに寄り添って見守る優しいくろちゃん〓

2013年9月5日木曜日

一色惣則の祭り

深山奥山だより 9月2日16度 昨夜は黒谷地区の前夜祭で雨も上がり星晴れて気温も少し下がってきた。虫の音に囲まれて夜祭りの賑やかなざわめきが懐かしい。獅子舞、舞踊、地芝居が終わって夜半過ぎから再び土砂降りの雨。その後は雨続き今夜は一色惣則地区の夜祭りで、何年か前までは昨夜以上の賑わいを見せていたが〓若者が少なくなり芝居もできなくなった。荘川で一番面白いと云われていた夜祭りをいつか必ず復活する事を願っている。

2013年9月3日火曜日

夏水仙

深山奥山だより 9月1日ながつき17度 秋の彼岸 お盆の墓参りに対して彼岸は寺参りをすることになっていて、山稼ぎなどで泊まり込みに山に入っている人たちも、お中日には山を下りた。昔は秋の彼岸がすむとすぐ稲刈りが始まり、農作業の区切りにもなっていた。彼岸花は荘川地方では見ることができないが、彼岸花科のキツネノカミソリに似たピンクの夏ズイセンが名残の花を咲かせている。この頃赤トンボが飛び交いショウライトンボ精霊蜻蛉といっている。最近又増えてきて嬉しい光景が見られる。

いたどりの若葉

深山奥山だより 8月31日17度 山野草の天ぷらは秋の霜が降りるまでお出ししている。いたどりは、すいかんぽとも云い、酸味があるので折って食べた思い出がある。若葉を摘むと又新しく新芽が伸びて、秋まで一年を通して食べられる。初夏にいたどりの茎が伸びて葉先が出る頃茎の皮をむき、さっと湯がいて酸味をぬきお漬け物にすると歯ごたえのある一品になる。又葉は天ぷらに美味しい。群生したいたどりの花も美しい。

2013年9月2日月曜日

毎朝一輪の微笑み

深山奥山だより 8月30日18度 台風の影響で又蒸し暑さが戻ってきた。それでも一輪の朝顔を見たら思わずにっこり微笑まずにはいられない。今日も一日笑顔で頑張るぞ〓と元気をくれる朝顔のような人になれたらいい。

2013年9月1日日曜日

イノシシ被害

深山奥山だより 8月30日17度 台風が北上している。荘川は今のところ静かな夜。荒れているのは畑の猪。花畑を踏みつけ土を掘り起こす。まるで重機で掘ったように荒らしていく。花が無惨に踏み散らされていく。人と動物の共生はできないのか。毎年今頃やってくる猪〓踏まれても踏まれても咲く花畑に大地のエネルギーを感じる。