2013年7月28日日曜日

おいらん草が咲いた

深山奥山だより 7月26日17度 今日も大気が不安定で局地的に大雨の地域もある。夕方白川郷に向かった。荘川桜を過ぎた辺りからだんだん明るくなり、白川郷の夕暮れは家々の花畑の美しさを際だたせていた。時々荘川方面の空が稲光に赤く染まった。帰る途中御母衣ダムの堰堤を登りつめた所から道路に水たまりができて土砂降りの雨上がりのようだ。自宅を出た時には咲き始めたおいらん草とふきの葉のコラボが見事だった。

2013年7月25日木曜日

爪楊枝入れ清見ウッドフォーラムで購入

深山奥山だより 7月25日17度 荘川民謡古大臣にこんな歌詞もある〓困る困るで実にこれ困る。家の唐紙ガリガリと噛じる。それで足らぬで嫁の長鉢ガリガリと噛じる。噛じるねずみをうらみもせぬが、家の猫めはまた道楽で晩にゃ遊んで夜明けにゃ帰る、よそのねずみを取ってくろじゃないが、家のねずみを取ってくれたならば、にしん五束に鰹節五厘、それで足らねば前の小川のどじょうをすきくれる〓 我が家の猫もどちらかと云うと道楽猫〓

月の話

深山奥山だより 7月24日17度 今夜は十五夜大気の不安定な日が続いている。厚い雲間から十五夜の明かりがさしている。月はいつも同じ大きさに見えているが、毎年ほんの少しずつ地球から遠ざかっている。そのため、はるか遠い将来にはごく小さくにしか見えなくなってしまう。星空カレンダーより〓あの大きなお月さまが小さくなってしまうなんて全く知らなかった。月うさぎも見られなくなる。でもその頃には月の近くへこちらから出向いているかもしれない〓

2013年7月23日火曜日

八兵衛のばばさ

深山奥山だより 7月23日17度 盆踊りの季節になった。荘川民謡古大臣に楽しい歌詞がある。八兵衛のばばさ〓おらがサハヨーコリャ隣の八兵衛のばばさ年は九十九で嫁入りなさる、前歯二本におはぐろ付けて、白髪三筋に黒びんつけ付けて、ばばさおきゃれと孫子の意見、おいてなるかや出雲の神が、結ばしゃんしたアリャサ縁じゃものサハヨーヤットクレーヤットクレー 〓現代にこそぴったりの内容〓

鈴木まもる絵本原画展

深山奥山だより 7月21日17度 嬉しいご案内がまたまた届いた。鳥の巣展覧会でお世話になった鈴木まもる先生から、富山県射水市大島絵本館 鈴木まもる絵本原画展 のご案内〓 8月1日から9月26日まで 射水市大島絵本館富山県射水市鳥取50〓 0766の52の6780〓 開館時間10時から18時〓 休館日月曜〓祝日の場合は翌日〓住所までが鳥づくし鈴木まもる先生は巣好き守る〓でもあると云う。射水市大島絵本館のマグちゃん通信には絵本作家インタビューとして楽しくお話が展開されている。先生のご趣味は絵を描くこと、草刈り、植林、薪割り、道つくり、川の掃除、鳥の巣探しなど山の世話をすることなど、生きていくこと全般〓とありました。そして最後にこう結ばれていました。鳥の巣は、新しい生命が生まれて育つ、とっても大切で美しいものです。鳥の巣を作るという行為は、物を創る根源的で純粋な行動です。鳥が鳥の巣
を作るように、ぼくも絵本を創ろうと思っています〓

2013年7月20日土曜日

好きなものが寄ってくる

深山奥山だより 7月20日11度 昨夜から急に気温が下がって今朝は寒い位。荘川では今日から夏休み〓ラジオ体操が始まった。少子化で分散されていた会場もまとめられて、賑やかなラジオ体操風景。徒歩から車での参加者も増えていた。実家の駐車場には月見草とおいらんそう別名もも草が増えていた。どちらも母の好きな花で風に乗ってきたのか小鳥が持ってきたのか咲いている。好きなものは自然と集まって来る。一念のなせる技か〓

ねじんこ花が咲いた

深山奥山だより 7月19日17度 緑の草むらの中に綺麗なピンク色のねじばなが咲いていた。荘川ではねじんこばなと云う。いにしえから、もじずりとうたわれ愛された花〓らせん階段を思わせるようなピンクの花の弧を描く姿は白雪姫やシンデレラ、不思議の国のアリスなどおとぎの国のお話も連想する。草むらからピョンとうさぎでも出てきそうな気がする。

2013年7月19日金曜日

土砂降りの後虹が出た

深山奥山だより 7月18日17度 雷鳴が轟き突然土砂降りの豪雨〓このまま降り続ければ大変な事になると思った。間もなく明け方の空が明るくなり、虹がかかった。雨上がりの爽やかな虹。早朝6時半頃見られて再び又黒雲が広がり降ったり止んだりの一日になった。各地では局地的な水の被害も出ている。一色地区も豊富な水に恵まれている分水害も又心配される。川が増水した時には大きな石が上流から流れてくるゴンゴンと云う音が聞こえる。この辺り一帯の字名を河原と云う。忘れた頃にやってくる自然災害〓虹に喜んでばかりいられない。

コケッコ花が咲いた

深山奥山だより 7月17日13度 肌寒い朝になった。霧がはれて今日は良いお天気。カラリとして爽やかな夏空がひろがった。コケッコ花が見頃になり、青空によく映える。子供の頃赤い花びらを鼻の頭につけて鶏の鶏冠に似ていると云ってコケッコッコーと鳴き真似をして遊んだ。花の香りはあまりしないけれど何故か甘酸っぱい思い出と共に思い出す。

クガイソウ

深山奥山だより 7月16日16度 庭のクガイソウが涼しげに揺れている。水辺に好んで咲く山野草。30年位前、式部の庵横の谷の側に精米小屋があり、大きな水車が回っていた。村人のお米を預かり一日精米をしていた祖父の姿が目に浮かぶ。昔はどの家にもカラウスがあり、カラウスは谷川の水を利用して穀類をついて精白する仕掛けで、バッタリとも呼んでいる。もとはミズフネが水をはねかえす音で鳥獣をおどして追い払うために工夫されたものと云う。その後カラウスから水車に変わった。豊富な水を利用した水車小屋の傍にクガイソウが群生していたのを今も覚えている。

2013年7月18日木曜日

初生り

深山奥山だより 7月15日17度 87歳の義父が作ったきゅうり、なすが今年も初生り収穫〓山水は夏冷たく冬に暖かい。水の豊富な一色地区は年中どこの家でも水の流れる音がする。夏はすいかやきゅうり、飲み物など冷やしておく。初生りのきゅうりは新鮮なとれたてを山水でよく冷やし手作り味噌を少しつけていただく〓学校へ行く道すがら同じようにしてかじりながら登校した懐かしい味。今年も義父の手作り野菜が100円前後で店内に並ぶ。

2013年7月16日火曜日

白いアジサイが咲いた

深山奥山だより 7月14日17度 荘川の中でもこの一色地区は白いアジサイがどの家にも咲いている。最初に植えた家から苗を戴いて瞬く間に広がった。田舎の良さは世間の狭い事。良いことも悪いことも次の日にはもう広がっている。煩わしいと云う人もいるけれど、日頃からの繋がりがいざという時には大切な命綱になる。結いの心は連綿と伝えられている〓郷土の誇り。

2013年7月15日月曜日

第14=?iso-2022-jp?B?GyRCMnM4ZjxyGyhC?=落名匠狂言会

深山奥山だより 7月13日17度 佐藤友彦氏名古屋市芸術特賞受賞記念の会として第14回御酒落名匠狂言会が盛大に開催される。 名古屋能楽堂〓7月14日13時30分開演〓 芸術特賞を記念して、佐藤友彦氏新作狂言二文酒〓 狂言共同社の重鎮佐藤友彦氏、大野弘之氏による無布施経〓大蔵流名手、大蔵吉次郎師の右近おこ左近さこ〓狂言共同社若手で繰り広げるむこ入り騒動鶏むこ〓以上記念の会にふさわしい素晴らしい内容です。と案内されている。いつか必ず土日でも悠々と出かけられる日が来ると信じて今はじっと修行の時〓楽しく時を作ろう。

2013年7月14日日曜日

トトロにも風船かずら

深山奥山だより 7月12日15度 カナダ在住の絵本画家飛鳥童氏が来日される。文高円宮妃久子殿下〓絵飛鳥童氏〓講談社刊 氷山ルリの大航海 〓の絵本が映像、音楽、朗読のコンサートになって公開〓中日劇場 の予定との事。氷山ルリの絵本は1998年刊行以来、世界10数カ国で翻訳出版され、多方面から反響を呼んでいる。地球環境と子供の未来をテーマに進められる。楽しみが又一つ増えた〓絵本は大切なメッセージを解りやすく私達に伝えてくださる。

2013年7月12日金曜日

窓辺の繭玉かずら

深山奥山だより 7月11日16度 今年も式部の庵窓辺に風船かずらを飾った。今年で三年目になる。玄関横にも同様に飾るけれど、屋内の鉢には何故か花が咲いた後風船がつかない。実がならずに散っていく。中に入れるのは少し躊躇するけれど、今年も飾らせていただいた。窓いっぱいに緑の葉が広がった時、せめて風船の代わりに繭玉をつける。風船かずらではなく繭玉かずら〓勝手につけてごめんなさい。

2013年7月10日水曜日

フランス人形

深山奥山だより 7月10日17度 突然真夏がやってきた。荘川でも日中は暑いと感じるけれど、木陰に入ると涼しい風が吹き渡る。又朝夕は気温が下がって夏風邪を引く事もある。風鈴の音を聞くと昔懐かしい情景が思い出される。麦藁帽子のおじさんが、自転車の荷台に大きな箱を乗せてアイスキャンデーと書いた旗を立てキヤンデーはいかが〓と売りにみえた。夏休みに入って一番待ちかねたおじさんの姿。青いキヤンデーしかなかったけれど今でもあの味が忘れられない。実家に古くなったフランス人形が飾られている。物心ついた時からある見慣れた人形。60年位前に姉が戴いたものらしい。今はスタイルのいい人形が多いけれど、ふっくら気味で手足が太くてこれがフランス人形〓と微笑ましくなる。リアルでとても親近感がわく。最近八頭身ではなく、お腹の出っ張ったおとうさんマネキンが引っ張りだこと言う。60年前に作られた人形が今最先端を行く〓

2013年7月9日火曜日

月見草が咲いた

深山奥山だより 7月9日16度 三谷のウグイスはまだ鳴き続けている。花は月見草が満開〓朝日が射し始める頃も淡い黄色の大輪を見ることができる。ひっそりとそれでいて心を惹きつける月見草の花は、母も私も大好きな花の一つ。草刈りの時、つい刈ってしまいそうな目立たない草花。ひとたび花が開くと夕暮れにひときわ美しく目にとまる。蕾が膨らんで花びらが回転するように最後は〓ぽん〓と音をたてて花開くそんな咲き方をする。あのウグイスはいつまで鳴いているのだろう。

2013年7月8日月曜日

鷲座のアルタイル

深山奥山だより 7月8日16度 七夕伝説は、こと座の織女星ベガと鷲座の牽牛星アルタイルが主人公。昨日夕方の虹が消えた後黒雲が湧き起こり、まるで大鷲が羽を広げているかのように見えた。その後雷雨になり雨が激しく大地をたたきつけた〓夜半になり雨で洗われた夜空に星が美しく輝いていた。夏本番に向けて空も様々な顔を見せてくれる。これからは大空を仰いで雲や星と会話をするのも楽しみ〓

七夕の夕暮れ

深山奥山だより 7月7日19度 夕方6時半頃裏山に大きな二重の虹がかかった。すぐ消える虹もあるけれど30分位ゆっくり楽しめた。七夕の夕暮れ天の川に虹の橋がかけられて今年の彦星、織り姫星は思い出深い夜になるといい〓二十四節気の小暑。暑さの始まり七夕ではあるがまだ宵空では彦星、織り姫星も天の川も低い位置にある。荘川では一ヶ月遅れの8月7日が七夕の日、この頃には天の川も美しくみえる〓

2013年7月7日日曜日

城山館のナイトツアーとほたるツアー

深山奥山だより 7月6日19度 白川郷に城山館という老舗旅館がある。美味しい料理に舌鼓を打った後宿のご主人が素晴らしい語り口でナイトツアー〓自らハンドルを握りながらユーモアたっぷりに夜の白川郷を案内してくださる。世界遺産白川郷、結いの精神、合掌造りについてなど様々な話しに花が咲く。夜の展望台も素晴らしい〓ご主人の語りに世界遺産ならぬ人間遺産と太鼓判を押してくださる観光客の方も〓今夜はその後ほたるツアー、合掌造り前の田圃にカエルの合唱とほたるの乱舞〓気温が高い夜はあちこちに懐かしい黄色の光〓田植えの苗に、草むらに微かな短い命の火を点す。真心の宿城山館のナイトツアーは口込みで静かなブームを呼んでいる。以上式部の庵ブログにのせます〓有り難うございました〓先生奥様のお元気な姿にまたまた頑張れますね。昨日荒井宅に預けてきました〓全地区に学園生からの寄せ書きです。素晴らしい思い出に感謝です〓ペットボトル代も請求してください〓忘れないように。

2013年7月6日土曜日

ウツボグサが咲いた

深山奥山だより 7月3日11度 夏を告げる花の一つウツボグサが咲いた。草むらに紫色の花を見つけた時には、夏が来た〓と何故か嬉しくなる。名前の由来は花穂の形を靫うつぼという矢を入れる道具に見立てたもの。別名カゴクサ、カゴソウ、チドメクサ、ジビョウクサ、古くは中国で夏枯草と言う名がついた。この花が咲くとホタルもそろそろ飛び交う頃となる。花の紫色とホタルの黄色が夏色の始まり〓

2013年7月2日火曜日

半夏生ハンゲショウ

深山奥山だより 7月2日14度 半夏生ハンゲショウ今日は雑節の半夏生。半夏カラスビシャクと云う薬草の生える頃と云われるが、半夏生と云う毒草もあり、これが由来とする説もある。田植えなどの農耕の目安とされていた。カラスビシャク〓サトイモ科生薬名半夏別名ヘソクリ〓孫の子守をしながら畑の雑草のカラスビシャクの球茎を堀り、小遣い稼ぎをすることから名付けられた。又畑に繁茂すると除草が大変なので、ヒャクショウナカセ、カラスノオキュウとも云う。つわりにいいとされる。荘川では、花の形がマムシに似ているのでマムシ草と云ってあまり歓迎されない花の一つ。

ささゆりが見頃

深山奥山だより 7月1日11度 ふみづき 田植えが終わると田の草取り、この頃ささゆりが見頃になる。毎日散策の人たちが式部の庵にも足を延ばしてくださる。昔は農事も一段落すると保養のため大白川温泉などへ入湯に行く人が多い。今は荘川インター近くの桜花の湯に入る地元客も増えて楽しい交流の場となっている。井戸端会議ならぬ温泉談義〓

2013年7月1日月曜日

荘川民謡

深山奥山だより 6月30日14度 荘川民謡には盆踊り歌と祝い座敷歌がある。盆踊り歌の一つに〓えっさえさと云う炭焼き口説きがある。手をつないで輪になって跳ねるように踊るえっさえさは軽快でリズミカル〓手をつなぐ事は当時は珍しく若い衆にとっても一番楽しみな踊りだったようだ。一つ人目に楽そうに見える。二つ再びこんな商売せまい。三つ見るまに窯の火がおきる。四つ斧よき鉈なたとがねばならぬ。五ついつもかも油断がならぬ。六つ無理焼きゃ炭ゃ細こなる。七つ泣き泣き窯木を寄せて。八つ焼いた炭ゃ値段が安い。九つこの山山代が高い。十でとっくり勘定したら。〓おかか〓の腰巻き買う銭もない。庶民の暮らしぶりは今も昔も変わらない。

栗の花が満開

深山奥山だより 6月29日13度 今年の荘川桜は花芽が少なくて残念だったけれど、やまぼうし、栗の花、うつぎなどは花芽がいっぱいで今は、栗の花があちこちで満開〓昨年は山の実が不作でクマや猿、リスが民家近くにまで現れた。今年は豊作になればいい。